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第9話・第10話

第9話

烈しい頭痛に襲われた竜彦(山崎努)を、駈けつけた明美(樋口可南子)が救急車で病院に運び、入院させた。
もう手術さえ手おくれの病状だった。
だが、寝ずに看病し、泣き腫らした顔のままやむを得ず CM 撮影の仕事に出かけた明美の留守に、竜彦は病院を脱け出し、西洋屋敷に戻ってしまった。
助からぬことを知っての上だった。
どうしても仕事で沖縄へ行かなくてはならない明美は、志望大学が不合格だった和彦(鶴見辰吾)に竜彦の所へ行ってやるように頼んだ。
苦悩を隠し、努めて冷静を装って和彦を迎え入れた竜彦は、和彦がいい大学、一流会社にしがみつくより人間らしい本当の生き方をーと、 竜彦の影響で考え出したことを知り、せめてもの慰めを得るのだった。
二日後、和彦は滑り止めにと受けていた三流大学に合格した。
省一(河原崎長一郎)は、和彦に三流大学では大会社に就職するのは望めない、一年浪人して一流大学をもう一度受けた方が将来のためではないかという。
それを聞いた和彦は、どうして大学や会社で人間の一生が決まるのか、いい大学いい会社より人間としての生き方が大事じゃないか、 とこれまでにない激しさで父親に反発し、家をとび出して行ってしまう。
翌朝、帰らなかった和彦を案じながら、都(岩下志麻)は西洋屋敷を訪ねる。
が、そこに見たものは、打ちひしがれ、ひとり嗚咽する竜彦の姿だったー。

第10話

西洋屋敷を訪れた都(岩下志麻)は、ひとり打ちひしがれている竜彦(山崎努)の姿に胸をつかれた。
和彦(鶴見辰吾)のことや死ぬことへの恐怖についてつとめて素直に語る竜彦に、都も心の歩み寄りを感じるのだった。
家をとび出し深夜喫茶で夜を明かした和彦は家に和解の電話をかけた。
省一(河原崎長一郎)は知り合いのレストランに和彦を呼び、ワインやステーキをすすめながら父子二人で話し合った。
精一杯の理解を見せる省一と、さからうまいとする和彦だったが、保身のため一流大学をという省一と三流でも人間らしい生き方をという和彦は、心底では結局平行線のままなの だった。
おまけに、都が竜彦に逢ったことを知った省一は、都も和彦も俺よりあんな男がいいのかと怒り、荒れる。
そんな父を見ていた良子(二階堂千寿)は、ひとりで西洋屋敷をたずねて行った。
竜彦は目の悪いのを隠すようにしながら、良子とやさしく応待する。
省一を立派な人だとほめ、おだやかに語る竜彦に、良子は父にない魅力を感じる。
そして父の平凡さが物足りなく見えてきて、次の日もまた竜彦をたずねる。
その上竜彦が死ぬかも知れない病気だということを知って、良子は都や和彦をなぜ竜彦に逢わせないのかと省一をはげしく責めるのだった。
都や和彦ばかりでなく、良子までが竜彦に、と衝撃を受ける省一。


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