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時代劇「忠臣蔵 決断の時」メインビジュアル時代劇「忠臣蔵 決断の時」メインビジュアル

第10話

第10話

夜に至って、浪士たちは集合場所である蕎麦屋楠屋久兵衛方に続々と集まって来た。降りしきる雪のなか、大石内蔵助以下四十七人の旧浅野の家臣たちは、本所松坂町吉良上野介の屋敷に討入った。打ち叩かれる山鹿流陣太鼓——。神崎与五郎は、穂先に亡き友早野勘平の名をしるした槍で、一番槍をつけた。合言葉は山と川、人数は三人を三十人、五人を五十人と、故意に十倍にして呼び合い、相手に多く錯覚させるようにした。小林平八郎は、女の小袖をかぶって逃げようとしたところを捕まり、討ち取られた。そして、清水一角は——誰よりも奮戦したのち、かつての友、堀部安兵衛に討たれて果てたのである。雪のあがった朝、吉良上野介の首を討ち取り、泉岳寺に向う内蔵助と四十六人の姿を、江戸の人々は驚きと憧れの眼差しで見送っていた。そして色部又四郎は一人、庭を見つめながら呆然と呟くのだった。「負けた……!」寺坂吉右衛門によって、その報告は但馬国豊岡の雪深い城下町に待つ、りくの許へもたらされた。一同打揃って切腹という処断が下って後の、同士の方々の一人一人の死についても寺坂は細く語り、最後に大石内蔵助の辞世の句を伝えた——。あら楽し 思いは霽るる 身は捨つる 浮世の月にかかる雲なし

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