マーケット中に巻き起こった奇怪な事件は、乙美のノイローゼが原因とわかり、住人は胸をなでおろした。そして、愛が元気のプロポーズを受け、愛にふられた健二も名津というよき恋人をみつけ、マーケット中がしあわせに満ちていた。(前週のあらすじ)。
健二の発案で、愛と元気、健二と名津の二組の合同結婚式が、花開く四月、仏前で行われた。合理的で経済的な式は、みんなによろこばれ、二組のカップルはマーケット中の人たちに祝福されしあわせいっぱいだった。また、マイホームを建てるため夜警までしていた唯一は、ついにその無理がたたり、配達の途中で倒れてしまったが、妻の素子の看病のかいあって元気を回復。
いたわり合いのある暖かい家庭をつくろうと話しあっていた。一方、三三九はふられたと思っていた右子が戻ってきたため、天にも昇る気持だった。