
7月29日
「OPEC臨時総会、ドイツ銀行問題、配当権利落ち、などなど」
熊本、大分で発生した地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
鈴木一之です。お彼岸も過ぎたというのに残暑のような暑さが続いています。台風が例年になく多く上陸したり、雨降りばかり、これも立派な異常気象と言えるでしょうね。アパレル・外食ビジネスにはとても過酷な経営環境が続いています。
さて、先週の東京株式市場は、T0PIXが反落しました。9月相場は1週おきに週間でプラスとマイナスが続いています。
先々週になりますが、日銀が新しい金融政策を導入しました。その評価に関しては銀行セクターを中心に厳しい判定が続いています。週明けはその影響で株価はマイナス。
火曜日は米国の大統領選挙、第1回目のテレビ討論会でクリントン候補優勢の報から株価はプラス。水曜日は9月末の配当・権利落ちでマイナス。
そして木曜日はOPEC臨時総会におけるサプライズ的な減産合意でプラス。さらに金曜日はドイツ銀行問題で(と言われてます)大きくマイナス。
前に(上に)推進する力がどこにあるのか、はっきりとわからない状況が続いています。それと同じくらいに後ろに(下に)押し下げる力もどこにあるのか、それすら判然としない状況です。
セクター別では、TOPIX-17業種のうち4業種が値上がり、マイナス業種は13業種まで広がりました。
値上がりセクターのトップは「エネルギー資源」で、第2位が「商社・卸売」でした。OPEC減産合意がてきめんに効いていますが、米国でもキャタピラー(CAT)が年初来高値を更新しており、新興国の景気回復に寄せる期待が高まっていることがわかります。
反対に値下がりセクターのトップが「銀行」でした。前週の値上がりトップが一転して最も低調な値動きとなりました。ドイツ銀行に対する膨大な課徴金支払い要求が経営不安説につながっており、日銀による新しい金融政策に対するネガティブな評価も重なって、銀行セクターは軒並み安を続けました。
また「自動車・輸送機」の下げも強まっています。為替ではそれほどドル安・円高に進んでいるわけではありませんが、週末にかけてトヨタ(7203)、日産(7201)、ホンダ(7267)を中心に売り圧力が強まりました。
アベノミクス相場をリードしてきたこのセクターにしては珍しく、4週続けて騰落率で下位の5業種に含まれるというさえない展開が続いています。
マーケットでは日経平均やTOPIXを中心に方向性のつかみにくい状況となっていますが、それと同時進行で小型株への物色が復活しつつあります。東証マザーズ指数、東証2部株指数は2週続けてプラスを維持しています。小型グロース株もプラスです。
ローツェ(6323)、トランザクション(7818)、IBJ(6071)、NSW(9739)、ケンコーマヨネーズ(2915)など、高成長の続く内需系小型株の騰勢が増しています。イーレックス(9517)、ジャパンマテリアル(6055)もいい動きですね。
輸出関連、景気敏感株の勢いが少しそがれた瞬間に、内需系小型株が頭をもたげてくるところを見ると、機関投資家の組み入れが徐々に活発化しているのでしょう。これなどは秋相場特有の動きです。
会社四季報が発売され、今週からは小売企業の決算発表も活発化します。マーケットに関する金融政策の議論で埋め尽くされた時期は少し後退し、ここからは成長企業そのものへの議論が始まる気配がただよっています。
以上
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