
7月29日
「グロース株からバリュー株へ、ファクターが変化」
熊本、大分で発生した地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
鈴木一之です。8月になりました。リオ五輪も始まり、4年後にはこのスポーツの祭典の興奮が東京にやってくるのかと思うと感無量です。
先週の株式市場は軟調な動きが目立ちました。ひたすら銘柄入れ替えが進められた、という印象の強い週となりました。
先週末の日銀・政策決定会合によって追加緩和が決定されたため、果たしていつから買い入れを始めるのかというのがマーケットの最大の関心となりました。その間に第2次安倍政権の第3次改造内閣がスタートし、28兆円の総合経済対策の細目が決定し、小池百合子都政も指導し、そして長期金利の上昇も始まりました。
金利の上昇は何よりも恐れられていたものですが、そのきっかけとなったのが日銀の政策決定会合というのがなんとも皮肉なものです。以前として長期金利はマイナス金利に沈んではいますが、極端なまでの金利低下は進みそうにありません。
TOPIXは2週ぶりに反落しました。金利上昇に揺さぶられ、同時に欧州の銀行の不良債権問題にも頭を痛めています。
業種別でも、TOPIX-17業種のうちの上昇はわずか1業種にとどまり、下落した業種は16業種に広がりました。
値下がりセクターは「建設・資材」がトップで、「食品」、「運輸・物流」など業績の好調と見られていたセクターが売られました。好業績銘柄が決算を発表すると売り物が噴出し、業績の厳しい銘柄が減益を発表すると買われる、という流れが続いています。
上昇セクターの「商社・卸売」はその最たる例です。円高にもかかわらず業績は思ったほど悪くない、というのが今のマーケットのコンセンサスになりつつあります。「鉄鋼・非鉄」、「自動車・輸送機」も同様です。
いずれにしても、それまでの内需系・小型グロース株から、輸出関連の大型バリュー株へと流れが変わっています。このような物色の流れの変化は、先月の米国6月雇用統計の良好な結果から始まりましたが、1か月が経過して7月雇用統計も良好な内容でした。
週明けから夏休み相場が本格化することになりますが、相場はこのまま大型株、バリュー株、輸出関連株の流れが進む気配が濃厚です。ひとたび「ファクターが変わった」相場がいつまた変わるのか、小型グロース株へのスイッチがどこで起こるのか、そのあたりを見つめる夏相場になりそうです。
以上
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