スペシャルインタビューvol.0

クルマのふたり 中山和記氏インタビュー

10月22日よりスタートしたTwellV初のオリジナルドラマ「クルマのふたり~TOKYO DRIVE STORIES」。車中のみで繰り広げられる会話劇という、ドラマの常識を超えた作品は、どのように生まれたのか。
プロデューサーの中山和記氏に、本ドラマの特徴と見どころを伺いました。

本ドラマは「クルマの中」を舞台とした会話劇ですが、どのような経緯でこの企画が生まれたのでしょうか。

数年前のことですが、脚本家の龍樹氏と私の間で「クルマの中で男女が洒落た会話をしているのはいいシーンだよね」という話をしたことがありました。
ちょうど今回の企画を考えていた時に「あれだ!」とそのことを思い出したんです。クルマの中の会話劇をシリーズにすれば面白いんじゃないか…と。企画は一分で決まりました。

舞台をクルマに限定したことで、苦労したことはありましたか?

ふたりのキャストの密室劇を、30分ドラマとして成立させられるのか? という点で心配はありました。
キャストも毎回異なるので、俳優の魅力だけで視聴者を引き付けるのではなく、ストーリーとセリフが充実した台本づくりを第一に考えました。

ドラマを演出される上での「こだわり」はありましたか?

台本を完璧に演じるよりも、ナチュラルに会話してもらうことをまず優先しました。話の流れや雰囲気に即してセリフの言い回しが変わったり、本当にクルマの中で会話しているような空気感にこだわりました。
またカット割りをしないなど、従来のドラマ演出論から見るとあり得ないような斬新な演出もしています。

#1は著名写真家の操上和美さんに演出いただきましたが、起用した理由をおしえてください。

とにかく、視聴者が期待感を持つアピールポイントが必要だと考えました。特に#1は普通の演出家を起用するよりも、写真家が映像を演出することで「TwellVが変わったことを始めた」と世間に注目してもらいたかったんです。
操上さんは切り取る空間が非常に美しい。彼が撮ることで話題性や注目度が上がりましたし、実験性の高いドラマだというアピールになると思いました。

毎回キャストが異なりますが、ストーリーとキャストのどちらを先に決めたのでしょうか?

これは両方のパターンがありますね。
まずは、脚本段階で「このキャストでやろう」というイメージで決めるパターン。
だけれどもイメージが先行しすぎても、現実とのズレが出てくることがあるので、起用したいキャストをベースに「この人ならこういう話でどうだろうか」という場合もありました。



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