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2019年03月12日公開

日本酒のおいしさを英語で解説!どう表現すればいいの?

日本酒のおいしさを英語で解説!どう表現すればいいの?

日本文化に興味を持って来日する外国人が増えてきています。普段は、ビールやワイン、ウィスキーなどを飲んでいる外国人にとって、日本酒は新鮮な味覚体験になることでしょう。また、日本酒は蔵元によって味が異なるので、全国の蔵元を巡る旅をする外国人も増えると考えられます。この記事では、そのような外国人に日本酒のおいしさを英語で説明する方法について解説します。

日本酒を英語でいうと何?

日本酒を英語で表現する際には、Sakeでも通じる可能性があります。なぜなら、日本酒は外国のレストランなどでも提供されることがあるので、名前は知っているという外国人も多いからです。Sakeで通じないときには、Japanese Rice Wineでよいでしょう。日本酒はワインと同じような作り方をするため「お米からできた日本のワイン」と表現します。ちなみに、お酒には大きく分けて醸造酒、蒸留酒、混成酒の3種類のカテゴリーがあります。このうち、日本酒とワインは醸造酒に分類され、ぶどうなどの果実原料のものはワインとなり、米や麦などの穀物原料のものは日本酒やビールになるのです。なお、醸造酒は原料を発酵させてつくります。

日本酒はSakeでも良いのですが、細かい分類はどのように表現すればよいでしょうか。日本酒は材料と米の精米歩合によって呼び方が変わるのです。精米歩合とは、米の精米の程度を示しています。まず、材料については、米、米麹、水だけで醸造するものを「純米酒」とよび、そのほかに醸造用アルコールを混入すると「醸造酒」と呼ばれます。また、精米歩合が低いものほど、米の表面を多く削り取り、米の中心に近く香りが強い部分のみを使います。たとえば、精米歩合が50%以下で、醸造用アルコールを使わない日本酒は「純米大吟醸酒」と呼ぶのです。このような名称に該当する英単語はないので、純米酒や大吟醸はそのままJunmai、Daiginjoなどと呼ばれています。

日本酒に関してよく聞かれる質問としては「これは何ですか」が最も一般的なものです。その場合は、次のように答えるとよいでしょう。This is sake. (これは日本酒です)Sake is a Japanese traditional alcoholic drink.(日本酒は日本の伝統的なお酒です)Sake is a unique Japanese liquor made from fermented rice and water.(日本酒は発酵させたお米と水から作られた日本独特のお酒です)

日本語の味わいをどう表現する?

日本酒の味わいを英語で表現する方法については、多少の工夫が必要になります。日本酒の味を「辛さ」で表現することがありますが、これはカレーの「辛さ」などを表現するときのスパイシーさとは異なります。日本酒の「辛さ」とは、甘みが少なくさっぱりした飲み口や、引き締まった味のことを指しているのです。一方で、日本酒の「甘口」は、刺激が少なく口当たりがまろやかさを意味します。甘いといっても、砂糖や蜜の甘さとは異なる種類の甘みなのです。一般的な英単語では、辛さはdry、甘さはsweetで表現します。ただし、日本酒の口当たりや深み、香りなどを表現するにはこれらの単語では伝わりにくいのです。

ですから、もう少し表現する単語を追加することをおすすめします。以下で、日本酒の味わいを表現する場合に使える単語やフレーズを紹介しましょう。日本酒の味を語る時の「コクがある」はRich、「キレがある」はSharpまたはCrisp finish、「苦味がある」はBitter、「芳醇な」にはMellowなどを使うと理解しやすくなります。また、飲みやすさを強調するのであれば、「軽やかな」にはLight、「飲みやすい」にはEasy to drink、「柔らかい」MildまたはSoftを使うとよいでしょう。大吟醸などで、余韻が長く続く味わいを表現するにはGood lengthなども使えます。

製造工程も英語で説明できる

日本酒の味に興味を持つ外国人であれば、どうやって作っているのか知りたがるかもしれません。日本酒の製造工程について説明する英語のフレーズを、説明順序に従っていくつか紹介します。まず、「種類」については、日本酒に「純米酒」「本醸造酒」「吟醸酒」という種類があることを伝えるには次のようなフレーズが使えます。There are many kinds of Japanese sakes such as "Junmai-shu", "Honjozou-shu", and "Ginjou-shu." 構文としては、まず There are...で日本酒にはいくつかの種類があることを示して、such as...でその具体例を示しています。

次に、それぞれの日本酒の違いがどのように生じるのかについて表現するには、製法と精米歩合に触れましょう。たとえば、They have different brewing processes and different levels of rice polish.などの表現が使えます。「醸造する」の意味の動詞brewを名詞化したbrewingを形容詞的に用いて、醸造過程を表現します。また、穀物を脱穀精製するときには動詞polishを使うので、精米はrice polishとなるのです。それぞれの種類の違いについては、「生酒」が製造後に一切加熱処理をしないことを示すには次のように表現します。"Nama-zake" means Japanese sake which is not pasteurized at all after production. なお、動詞pasteurizeは、本来、加熱「殺菌」をする意味ですが、単に加熱しないという意味で使われています。

「純米酒」については、米と麹と水だけで作られた酒なので、"Junmai" is sake made only with rice, koji and water.のように、onlyを挿入して純粋さを強調するとよいでしょう。この段階で、おそらく「麹」について質問が出ます。米の糖分をでんぷんに変える菌であることを、"Koji" is fungus which convert the starch from the rice into glucose.と説明してあげるとよいでしょう。fungusとはカビやきのこなどの菌類を指し、複数形はfungiとなります。「本醸造酒」は、香りと味わいを高めるために少量のアルコールを添加した酒なので、"Honjozo" is sake made with a little added alcohol to enhance the aromas and lower body.と表現します。一方で、「吟醸酒」は米のもっとも良い部分のみを使って製造した高級な酒です。高級さをpremiumで表現し、"Ginjo" is premium sake made with only the best part of the rice.などといえば理解が深まるはずです。

美味しい飲み方を解説しよう

日本酒の飲み方については、さまざまなバリエーションが楽しめることを伝えましょう。たとえば、日本酒は冷たく冷やしても常温でも、熱燗にしてもおいしいことを伝えるには、You can drink sake tasty even if it cools or warms at room temperature.などと表現します。その際に、同じ日本酒でも温度によって風味や香りが変わることを伝えることも忘れないようにしましょう。「〜によって」の意味の動詞句depend onを分詞構文にして、Depending on the temperature, sake changes the flavor and the aromas.などの例文が挙げられます。

冷酒(Chilled sake)については、Chilled sake is cooled down to 5~10 degrees Celsius.などの表現で、適温を示しましょう。さらに、美味しく飲むためのコツとして、Both the sake and the glass are chilled.と続けます。好んで飲まれる時期については、The aroma and refreshing taste of chilled sake is best appreciated in the summer.と締めくくります。冷酒とは逆の、熱燗(Hot Sake)については、Hot sake is warmed to around 50 degrees Celsius.や"Atsukan" means Japanese sake warmed to around 50 Celsius.などでどのくらいの温度で飲むのかを説明します。

日本酒の香りを楽しむのには、熱燗がおすすめであることは、Once Japanese sake becomes "Atsukan", its aroma grows stronger.や、Dry sake is best served hot so that the sharp fragrance and taste can be fully appreciated.と表現するとよいでしょう。もう1つの飲み方としては、常温で飲む冷や酒(room temperature sake)もあります。Room temperature sake is kept about 15~20 degrees Celsius.または、"Hiya" means Japanese sake served at normal temperature.で、冷やの意味を説明します。冷酒は、味のバランスが最もよい飲み方であることは、Room temperature sake offers the original taste of Japanese sake with the best balance of sweetness, acidity, and bitterness.と表現しましょう。

焼酎との違いはどうやって伝える?

日本酒と焼酎との違いを英語で説明する際にはいくつかのポイントがあります。まず、焼酎はShochuまたはJapanese Shochuと表記します。なお、韓国でも焼酎が飲まれますが、それと区別するときには、Japaneseを付けましょう。日本酒と焼酎の違いを聞かれた際には、3つの違いを説明します。There are 3 main differences between Sake and Shochu.と言った後で、もっとも大きな違いである製造方法に触れます。たとえば、蒸留することにフォーカスするのであれば、The biggest difference between sake and shochu is whether it is distilled or not. Shochu distill like whiskey and vodka.と表現します。さらに、On the other hand, sake is made without distilling like wine.と付け加えると、日本酒とワインが同じ仲間であることが伝わり、理解が深まるでしょう。

まとめ

今後、ますます多くの外国人が日本を訪れるようになるといわれています。日本酒は日本人の主食であるお米を材料にし、伝統的な方法で作られる日本文化を代表するアイテムです。ぜひ、日本酒を表現する英語を覚えて、日本酒の魅力を伝えられるようにしておきましょう。



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