マーケット・アナライズplus+

番組詳細

2017年08月05日

NY市場は今も史上最高値を更新中、歴史的な上昇相場が継続中

2017年8月6日 【先週のTOPIX 業種別騰落率】

「NY市場は今も史上最高値を更新中、歴史的な上昇相場が継続中」

鈴木一之です。九州北部の豪雨に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

8月に入りました。お盆、終戦記念日、原爆の日。8月は日本人にとって過去と未来をつなぐ特別な季節です。

夏休みも真っ盛り。8月は高校球児たちの夏でもあります。青い空、白い雲、ブラスバンドのマーチ、草の匂い、夕立ちの匂い。最後に甲子園に行ったのは30年以上も前のことです。今年は日帰りで行ってこようかな、と目論んでいるところです。


先週の東京株式市場は、TOPIXが反発しました。決算発表を粛々とこなして、マーケットは堅調さを増しています。

日経平均やTOPIXなど、株価指数の動きが取れないのはあいかわらずのことですが、その中にあって、JPX日経400が高値を更新したり、マザーズが急落したりと、日々変化は生まれています。

しかし何と言っても、世界の耳目は明らかに米国市場に注がれています。NY市場では衆人環視の中で、今週もNYダウが史上最高値を連発しました。


株価の割高感が指摘されて久しいのですが、金利が上昇しても、金利が低下しても、株価は上昇しています。原油が上がっても下がっても、決算内容の好調さを反映して株価は上がっています。

いずれどこかで株価下落という形での調整が入ることでしょう。それが激烈なものになるのか、穏やかな下落にとどまるのか、それは現時点ではわかりません。世界中の投資家がハラハラしながら見守っています。

警戒心が非常に強いだけに、かえって下落は軽微なものに終わりそうにも感じられます。楽観が広くあまねく支配したその先に、バブル崩壊というきついお仕置きが待っているのではないでしょうか。

東証に戻って、先週のセクター別の動きでは、TOPIX-17業種のうち、値上がりセクターが13業種、一方で値下がりセクターが4業種でした。
 

幅広いセクターが上昇しましたが、中でも値上がり上位には「商社・卸売」、「鉄鋼・非鉄」の景気敏感株が登場しました。

三菱商事(8058)、三井物産(8031)、JFEホールディングス(5411)などが堂々と上値を志向しています。それまでの化学セクターの騰勢が一服したと思ったら、今度はあらためて好決算の商社、鉄鋼が買われました。

比較的小さめの動きですが「小売」セクターの健闘も目立ちました。2月決算で一足先に決算発表を終えている良品計画(7453)、ニトリHD(9843)、ロイヤルHD(8179)を筆頭に、パルコ(8251)、4℃HD(8008)、トリドール(3397)、サイゼリヤ(7581)などが急速に息を吹き返しています。


そして地味ながらも健闘しているのが「建設・資材」セクターです。値上がりセクターの第5位に登場しました。

大成建(1801)、鹿島(1812)、西松建設(1820)、大東建託(1878)などの大型株から、ショーボンド(1414)、ミライトHD(1417)、東建コーポレーション(1766)の小型株まで、建設株が軒並み高値をうかがう展開です。

東京五輪まであと3年。この炎天下でも東京都心部では建設ラッシュが続いています。資材価格も値上がりが顕著となってきました。インフラ整備、都市再開発は全国どこでも進んでいる様子です。

反対に値下がりセクターでは「食品」が特に目立ちました。決算内容がよくても株価は材料の出尽くし感から下落する、という傾向は少し前の小売セクターと同じです。


そうであれば、食品セクターの出直りは1か月後になるのでしょうか。

むしろ気になるのはテクノロジー株の動きです。東京エレクトロン(8035)の下げが目立ってきました。半導体製造装置の歴史的な大相場も一段落しつつあることがうかがえます。


徐々にですが循環物色が始まりつつあります。見えないところで機関投資家の参入が始まっているようです。

ホワイトハウスのスカラムッチ広報部長が就任10日間で辞任しました。事実上の解任です。ここでの教訓は、公人の発する言葉はそれほどまでに重要だということです。


言論の自由が守られるのは先進国であれば当然です。しかし乱暴な表現や言葉使いは慎まなければなりません。

スカラムッチ氏の在職期間は記録的短時間に終わりましたが、自浄作用が働いているトランプ政権はまともだと感じました(こんな人を就任させること自体、間違っていると言えばそれまでです)。

米国の話題ばかりですが、ダルビッシュ有投手がドジャーズに移籍しました。前田健太投手とともに先発陣の3番手、4番手を構成します。


同じチームに前田とダルビッシュがいるなんて、日本人からすれば夢のような世界です。

両エースという点では、かつての江川と西本(巨人)、江夏と村山(阪神)、工藤と渡辺(西武)、杉内と斉藤(ソフトバンク)、杉内と和田(ソフトバンク)でしょうか。最近では則本と美馬(楽天)です。

どの組み合わせを見ても、そのチームの絶頂期に出現しています。

しかし何と言っても、やっぱり「前田とダルビッシュ」です。ロサンジェルス・ドジャーズ、恐るべし。ワールドシリーズ制覇が早くも現実のものとなってきました。

以上






放送情報


  • facebook
  • twitter