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2017年06月18日

FRB、ついに資産圧縮を決定

2017年6月18日 【先週のTOPIX 業種別騰落率】

「FRB、ついに資産圧縮を決定」

鈴木一之です。福岡セミナーでは大勢のお客様にお越しいただき、ありがとうございました。

1週間前の金沢とはうって変わって、福岡は雲ひとつない青空、快晴でした。

こうなると今度は「お父さん、どこかに連れて行って」とお子様にせがまれて、ご家族でピクニックなどに出かけてしまわれるのではないか、と主催者としてはドキドキ・ハラハラしてしまうものです。

しかし福岡の皆さまにおかれましてはそんなことは一切なく、反対にびっくりするほどの満員大盛況でした。本当にありがとうございました。

先週のTOPIXは反発しました。前週の終末に米国でアマゾン・ドットコムの株価が急落し、ほぼ1週間にわたってマーケットはその影響を測りかねている状況でした。

「アマゾン・ショック」とも呼ばれるべき状況をどの程度まで考慮すべきか、アマゾンにとどまらずフェイスブックやアップルなど、すでに相当の高値圏にある他のIT関連企業の先行き、およびNasdaq市場はどうなのか、そして最も肝心な半導体関連株は大丈夫か。

この辺のテーマに関する疑心暗鬼が様々に渦巻いて、週を通じて市場は軟調な値動きを余儀なくされました。

その不安心理に輪をかけたのがFOMCの行方です。利上げが実施されるのは当然のこととして、果たして資産圧縮まで踏み込んだ言及はあるのか。イエレン議長の任期にまつわる市場の憶測と絡めて、非常に動きにくい1週間となりました。

実際にはイエレン議長の記者会見により、FRBの資産圧縮方針が正式に表明され、それが予想をかなり上回る積極的な内容であることが判明しました。

この辺は今後のマーケットで徐々に評価されることになってゆくでしょう。現時点では、マーケットはまだ未消化と言わざるを得ない状況のようです。

日経平均、TOPIXは月曜から木曜まで神経質な値動きに終始し、4日間下げ続け、金曜日だけ上昇しました。それだけで週間単位ではプラスとなっています。

TOPIX-17業種では、上昇が11業種、下落が6業種となりました。値上がりトップは「建設・資材」で、それに続いて「運輸・物流」、「不動産」と内需セクターが名を連ねています。

大成建設(1801)、鹿島(1812)の大手ゼネコンが週を通じて買い進まれ、JR東日本(9020)、JR西日本(9021)、京成(9009)も久しぶりに目だった動きとなりました。

反対に値下がりセクターでは、あいかわらず「鉄鋼・非鉄」が下げ止まりません。先週も大きく下落しています。

そして「電機・精密」、「自動車・輸送機」、「機械」などの輸出関連セクターが総じて軟調な動きとなりました。米国の利上げにもかかわらず思ったように円安・ドル高に進まないことが嫌気されていると見られます。

それとともに、半導体関連セクターへの不安も渦巻いています。下がり始めると早いのがこのセクターの特徴でもあり、まだしばらくは神経質な値動きが続きそうです。

安心感のあるNTT(9432)、資生堂(4911)、パナソニック(6752)が買われているのも、Nasdaq急騰後の急落に対する動きと考えればすんなり納得できそうにも思えてきます。

セミナー月間の今週は横浜、そして来週は札幌におうかがいいたします。最新のデータと最先端のアイディアをお持ちして、大勢の皆さまとお目にかかれることを楽しみにしています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

以上




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