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2017年04月29日

フランス大統領選でリバウンド続く、2週続伸

2017年4月30日 【先週のTOPIX 業種別騰落率】

「フランス大統領選でリバウンド続く、2週続伸」

鈴木一之です。4月最後の日曜日。よいお天気です。

すでにGWの連休に入っている方もいらっしゃるでしょう。日並びがよいので今年は海外旅行、および国内旅行がかなり伸びているそうです。東北や熊本の被災地の方には申し訳ございませんが、やはり平和な暮らしが何よりです。

株式市場は堅調な動きを続けました。TOPIXは2週連続での上昇です。前の週に5週間続いた連続安を止めたばかりですが、そこからさらに上昇基調を強めました。フランス大統領選の結果を素直に好感した形となっています。

その前の週はムニューシン・米財務長官の減税政策に関する発言を好感しての上昇です。そして先週はマクロン元経済相が第1回目の投票でトップ通過したことがポジティブ材料となりました。

マーケットは3月下旬のオバマケアの廃案失敗から始まった、世界的な金融市場の調整局面を徐々に脱しつつあるようです。

上昇要因はほとんどすべて海外からやってきます。そして下落要因もまた、それと同じくらいに海外発の要因です。北朝鮮の軍事的な脅威はこれからもエンドレスで残り続けるわけで、それに対して日本はほとんど無力のままです。米国の核の傘に擁護され続けなくてはなりません。

減税政策にしろ、空母派遣にしろ、トランプ大統領への非難は日本からは出しにくいですね。北朝鮮に対しては根気よく説得工作を続けることを願うばかりです。

TOPIX-17業種のセクター別では、すべての業種が上昇。特に値上がりの目だったのは「機械」、「電機・精密」、「自動車・輸送機」の製造業と、「商社・卸売」、「銀行」でした。

まるで昨年暮れのトランプラリーが再開されたかのような動きが2週にわたって続いています。

値上がり銘柄ではエレクトロニクス業種が堅調でした。中でもSUMCO(3436)、東京エレクトロン(8035)、イビデン(4062)と半導体関連株が依然として根強い人気を保っています。

そしてそこにアンリツ(6754)、本多通信工業(6826)という通信設備投資関連株が加わるようになりました。

情報・通信セクターからも、クレスコ(4674)、ベリサーブ(3724)、ネットワンシステムズ(7518)、NECネッツSI(1973)、オービック(4684)などのシステム開発、ネットワーク関連株が幅広く物色されました。いずれも業績が好調、もしくは急回復する銘柄群です。

反対に上昇力の鈍かったセクターには「医薬品」、「食品」のディフェンシブ的な業種と、「小売」、「不動産」の内需セクターに集まっています。この構図もトランプラリー全盛の時とほぼ同じです。

日本と世界を取り巻く政治と経済情勢はますます複雑になっています。しかしその中にあって業績を伸ばしている企業を、マーケットは余すところなくきちんと評価し始めているようです。業績相場に入った現在の市場のポイントは、まさにこの付近にありそうです。

3月決算企業の決算発表が早くもピークを迎えていますので、さっそくピックアップしてまいります。その結果は順次、番組内や「リアル・マーケット・アナライズ」でご報告したします。

名古屋、金沢の皆さま、6月にセミナー会場でお目にかかりましょう。楽しみにしております。

以上






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