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2016年11月19日

11月19日

2016年11月20日 【今週のTOPIX 業種別騰落率】

「トランプ旋風、いまだ止まず」

熊本、大分で発生した地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

鈴木一之です。株式市場では先週もトランプ旋風がそのまま沸き上がっています。米・大統領選挙の前にはこのような展開になるとは誰も考えていませんでした。それが現在、目の前で繰り広げられています。

議会の上下院も合わせて強力な共和党政権が誕生したと、早くも80年代のレーガン大統領時代の到来を期待する向きも表れています。

予想しうる最悪の事態が起こっても、それがそのまま最悪の展開に直結するとは限らないという教訓でしょうか。

先週の東京株式市場は、T0PIXが大幅に続伸しました。為替が110円台の円安・ドル高に振れたことがプラスの影響を及ぼしています。日経平均は18,000円台に乗せました。

引き続き上昇基調の主役は大型株、およびバリュー株です。さらに今週は小型株やマザーズ市場もそれに続いて上昇に転じています。東証2部株指数は年初来高値を更新しました。

セクター別では、TOPIX-17業種のすべての業種が値上がりしました。中でも値上がりセクターの上位には、2週連続で「銀行」です。米国での「ドッド・フランク法」の緩和が期待されるのに続いて、先週は長期金利の上昇がストレートに好感されています。

続いて上昇したのが「自動車・輸送機」です。円安基調がさらに進んだことによって、トヨタ(7203)、富士重工(7270)、マツダ(7261)などが幅広く買われました。

そして「運輸・物流(含む海運)」の上昇も目立っています。JR東日本(9020)、日通(9062)などの鉄道・陸運の大型株が幅広く買われました。輸出関連株ばかりでなく内需セクターにも人気が及んでいます。

エレクトロニクスでもサンケン電気(6707)、ミツミ電機(6767)、アイオデータ(6916)など物色の裾野が一段と広がりました。DMG森精機(6141)のような機械セクターも含めて景気敏感株が幅広く買われています。

反対にディフェンシブ的な銘柄は軟化を続けています。なとり(2922)、参天製薬(4536)、JT(2914)、KDDI(9433)など、大型株から小型株まで広く値下がりしました。

買われたものが売られ、売られていたものが買われるという流れが鮮明になっています。まだしばらくこの動きが続きそうです。マーケットは徐々にですが、トランプ旋風のユーフォリア的な動きから、冷静に景気連動銘柄にシフトを始めているかのようです。

以上






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