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2016年10月29日

10月30日

2016年10月30日 【先週のTOPIX 業種別騰落率】

「10月相場は月末まで堅調持続、4月高値に迫る」

熊本、大分で発生した地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

鈴木一之です。10月も最終週になりました。最近のこの季節は、ハロウィンのコスプレをして街に繰り出すお祭り騒ぎばかりが注目されますが、ウォール街には「ハロウィンから感謝祭までに株を買え」という格言があるほどです。株価の動きにももう少し世間の注目が集まるとよいのですが。

先週の東京株式市場は、T0PIXが続伸しました。久しぶりの2週連続上昇です。日経平均は10月半ばから5連騰、3連騰というしっかりした値動きを続け、とうとう9月高値ばかりか5月高値も抜き去りました。

TOPIXはさらにその先を走っており、今週はいよいよ4月高値に挑戦することになりそうです。新興国を中心とした景況感の明るさが日本のマーケットにも徐々に波及し始めています。

先週は不動産セクターに外国人投資家と思われる腰の坐った買いが入り始めました。今週はそれがさらに拡がりを見せており、銀行株、証券株、化学セクターが一貫して上昇基調をたどりました。

騰落レシオは140%まで高まっていますが、相場の立ち上がり局面では過熱感は避けられません。ただ、サイコロジカルラインは週明け月曜日に上昇すると「サイコロ10」の地点にまで高まります。さすがに一服感が出やすいところに来ています。

セクター別ではTOPIX-17業種のうちの全業種が値上がりしました。値下がり業種はゼロです。

値上がりセクターの上位には、トップが「金融(除く銀行)」でオリックス(8591)や野村ホールディングス(8604)の上昇が効いています。第2位が先週に続いて「銀行」です。金融株の上昇は買い方にとって励みになります。

それ以外の値上がりセクターには、「建設・資材」、「不動産」、「化学・素材」が続いています。景気動向に連動しやすいセクターが名を連ねています。

値下がり業種はありませんが、上昇率の小さかったのは「エネルギー資源」、「商社・卸売」のエネルギー株と、「小売」、「情報通信・サービスその他」などの内需セクターです。

人間と同じように株式市場にも「信頼のおける銘柄」というものが存在します。誰にだって「この人が言うのなら間違いない」という信頼できる知人がいるように、株式市場にも「この銘柄が上がるのなら相場全体は強いだろう」という、それだけで指標の代わりになる銘柄です。

逆も真なりで「この銘柄が下がるのなら市場全体も弱いのだろう」という判断に立つこともあります。私にとってそのような銘柄とは、信越化学(4063)であり、オムロン(6645)であり、旭化成(3407)、HOYA(7741)、ダイキン工業(6367)、ジェイテクト(6473)がそうです。

それらがいずれもしっかりした動きを示しています。こういう状況の時、相場はそれほど弱いものではありません。SUMCO(3436)や東京応化工業(4186)、新光電工(6967)など半導体セクターも息の長い動きに入っているようです。

米国の雇用統計や大統領選挙を控えて相場の行方もまだ楽観はできませんが、徐々に足元の地盤は固まってきているように感じられます。

11月4日(金)の夜9時より、米国・雇用統計の発表に合わせて、初の試みである「米雇用統計アナライズ」を放送します。ニコニコ動画を通じて皆さまとリアルタイムでコンタクトするのがとても楽しみです。放送で使用するフリップなども、この週末から少しずつ用意しています。どうぞご期待ください。

以上






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