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2016年09月03日

9月3日

2016年9月4日 【先週のTOPIX 業種別騰落率】

「TOPIXは+4%超の上昇」

熊本、大分で発生した地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

鈴木一之です。世界の耳目がジャクソンホールでの講演に集まってから1週間。米国の利上げモードが一段と強まり、為替市場でのドル高基調が先週よりもさらに強まっています。これに伴って今週の東京株式市場は大きく上昇しました。

TOPIXは+4%を超える上昇を記録し7月第2週以来の上げ幅となりました。先週までは日々の値動きが上下どちらにも1%にも満たないという小さな値幅にとどまっていましたが、がらりと様相は変わりました。

業種別では、TOPIX-17業種のうちの全業種が上昇。値下がりしたセクターはありませんでした。これは3週間ぶりの出来ごとです。

中でも値上がりの芽だったセクターは「銀行」、「金融(除く銀行)」という金融セクターです。今やバリュー株という位置づけですが、安値に放置されていた銘柄が今週も軒並み上昇しました。

さらに値上がり上位のセクターには「自動車・輸送機」、「機械」の輸出関連株と、「鉄鋼・非鉄」に代表される素材セクターが並んでいます。こちらは103円台に達した円安・ドル高に素直に反応した格好です。

米国経済の基調の強さに世界中が「リスクオン」の状況をより一段と強めています。下落した業種はありませんでしたが、上昇力の鈍かったセクターには引き続き「小売」、「食品」、「情報通信・サービスその他」というディフェンシブ的なセクターが名を連ねています。

内需株、小型株、ディフェンシブセクターの勢いが弱い、これも先週からの流れをそのまま継続しています。オンからオフへ。

トヨタ(7203)、マツダ(7261)、ソフトバングG(9984)、東芝(6502)が買われ、遅れて川崎重工(7012)までがしっかりし始めました。反対にテルモ(4543)、オリエンタルランド(4661)は一貫して値下がりしています。

スイッチの切り替えが行われるたびに物色動向が180度変わってしまいますが、7月8日の米6月雇用統計から始まった現在の流れが、このたび新たに発表された8月雇用統計におけるイマイチの内容によって改めて変化するのか、週明けはこのあたりがまたもや問われそうです。

「シン・ゴジラ」、「君の名は」、「青空エール」。街では映画人気が沸騰しています。「ポケモンGO」の熱気は冷めやらず。今年の秋冬はここにVR(バーチャル・リアリティ)人気が加わりそうです。成熟国家・日本の消費や内需は著しく強い。そう思いを新たにする今日この頃です。

以上






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