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2016年07月23日

7月23日

2016年7月24日 【先週のTOPIX 業種別騰落率】

「世界中がリスクオンに向かってGO」

熊本、大分で発生した地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

鈴木一之です。先週に続いて株式市場は安定的な動きとなりました。NY市場でダウ工業株が9日続伸、S&P500とそろって史上最高値を更新し続けています。問題は山ほど抱えておりますが、ひとまず世界はうまく回っていることを天下に示しています。

TOPIXは続伸しました。前週の大幅な反発を受けて、3連休明けの今週はギクシャクしながらもしっかりした動きを続けました。

TOPIX-17業種のうち、上昇は14業種、値下がりしたのは3業種でした。上昇率の上位には「医薬品」が登場し、上げそびれた前週の出遅れ感を取り戻しつつあります。

値上がり第2位は「建設・資材」で、むしろこちらのセクターの方が今週の値動きのよさを端的に示していました。近く発表される政府の第二次補正予算による経済対策が20兆円規模にまで膨らむ、との見方が建設セクターを支えています。「不動産」もしっかりしました。

そして「電機・精密」や「機械」などの輸出関連株も堅調さを維持しています。「ポケモンGO」がいよいよ日本でも配信開始となり、関連銘柄のフィーバーは続いています。任天堂(7974)の売買代金は空前のレベルに達し、ホシデン(6804)、ミツミ電機(6767)など、任天堂関連銘柄としては懐かしい顔ぶれまでが連日の人気となりました。

機械セクターでも、コマツ(6301)が静かに年初来高値を更新しており、地合いの変化を感じさせています。日立建機(6305)、住友重機械工業(6302)の建機メーカーも同様にしっかりしており、アマダHD(6113)、牧野フライス工業(6135)にまで広がりが見られます。

反対に値下がりしたセクターは「銀行」、「鉄鋼・非鉄」、「小売」の3業種でした。小売セクターは決算のよかったコーナン商事(7516)やゼンショーHD(7550)はしっかりしてましたが、それ以外のところの株価は総じて頭打ちとなっておりました。

今のマーケットは輸出関連株のリバウンドが進行しており、内需関連セクターの出番は限られます。リズムとしては、しばらくはこのような状況が続きそうです。

米国の共和党大会では正式にドナルド・トランプ氏が大統領候補に指名されました。ほんの3か月前、このような状況になることはほとんど誰も信じてませんでした。

テロや銃撃事件は世界中でごく日常的に発生しており、これで世界はうまく回っているとはとても断言できない状況ですが、それでもNYダウ工業株は史上最高値を更新しています。これが現在のニューノーマルの実情だと考えるしかないのでしょう。

今週末の「リアル・マーケット・アナライズ in 横浜」の会場で皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。

以上






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