月曜スペシャル「銀幕の大女優~BS12人の女~」

番組詳細

2018年01月01日放送

細雪

四季折々の風物を絡めながら、四人姉妹の妖しくも微妙な心の揺らめき描き、「源氏物語」の雄大な世界を現代に蘇らせたといわれる谷崎文学の代表作「細雪」。 舞台は、戦争の足音が近づく大阪船場の名家・藤岡家、そして限りない優雅さの中で生まれ育った美しい鶴子・幸子・雪子・妙子の四姉妹。文豪・谷崎潤一郎が、戦時体制のもと陸軍省報道部より連載禁止の目に会いながらも、去りゆく時代への哀惜をこめて完成させた長篇小説の映像化に、巨匠・市川崑が、みずみずしい感性と現代の視点から挑戦する。 出演は、本家の長女・鶴子に岸恵子、その夫・辰雄に伊丹十三、そして分家の次女・幸子に佐久間良子、その夫・貞之助に石坂浩二、三女・雪子に吉永小百合、四女・妙子に古手川祐子という日本映画界最高の演技陣、又雪子の見合いの相手に細川俊之、小坂一也、そして映画初出演の江本孟紀と話題も多い。

【ストーリー】
雪子の縁談がまたひとつ壊れた。
芦屋の分家に居ついてしまった妹の雪子に、何とか早くいい結婚をと、姉の幸子は愛情をもって世話を続けていたが、相手方の家系に問題があったり、また相手が乗り気なのに、雪子が曖昧な返事をくり返したりで、なかなかまとまらなかった。然し、当の雪子はさっぱりしたもので、気楽で居心地のいい芦屋の家で、幸子の一粒種の悦子を相手にしながら「結婚は姉ちゃんに任せるわ、」と、のんびりとお嬢さん生活を楽しんでいた。 こういう雪子とは対照的に、末っ子の妙子は、父親の亡くなった後に成人したせいか、格式を重んじる船場の影響を受けることもなく、考え方・生活態度がおしなべて洋風で、本家の長姉・鶴子もハラハラするほどの行動的で、5年前には同じ船場の貴金属商・奥畑家の息子・啓ぼんと駈落ち騒ぎまで起したことがあった。

【出演者】
佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子、石坂浩二、岸恵子、伊丹十三、細川俊之、小坂一也、江本孟紀

【スタッフ】
製作 田中友幸、市川崑
監督 市川崑
原作 谷崎潤一郎(新潮文庫刊)
企画 馬場和夫
脚本 市川崑、日高真也

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©1983 東宝


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