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BS12 トゥエルビ放送番組審議会

第57回 BS12 トゥエルビ放送番組審議会 議事概要

開催日時 2023年7月26日(水) 12:00~14:40
開催場所 ワールド・ハイビジョン・チャンネル株式会社 会議室
委員: 総数8名
  出席(7名)  
委員長 石田 寛人(金沢学院大学 名誉学長)
副委員長 勝島 敏明(公認会計士・税理士)
委員 山下 東子(大東文化大学 特任教授)
委員 伊藤 佳子(プロゴルファー)
委員 坂田 康太郎(株式会社CAP代表取締役社長/音楽プロデューサー)
委員 臼田 誠次郎(元日本工営㈱代表取締役副社長)
委員 小林 千寿(日本棋院 棋士)
     
※欠席の菅谷実委員から書面によるコメントの提出があったので、委員のコメントの中にそれを含めた。
     
放送事業者側出席者 代表取締役社長:須磨 直樹
編成部長:生駒 裕之
プロデューサー:池上 直樹
人事総務部長:酒田 順子
リスクマネジメント部長:西村 和晃
常勤監査役:市川  誠
事務局:尾上 一也
     
議事概要
代表取締役社長挨拶(事業概要説明)
     
議題1 2023年7月以降の番組編成内容について
「プログラムガイド(2023年7・8・9月)」、及び番組プロモーション映像に基づき、2023年7月以降の番組編成内容について、生駒編成部長より説明があった。 これに対して、委員から質問とコメントが出された。質問に対しては、事業者側が回答し、コメントについては、適宜、今後の番組編成に活かしていくこととした。
     
議題2 審議番組 「ハロー!宇宙天気予報」について
審議番組について、ダイジェスト版を視聴後、合評を行った。
委員からの主なコメントは次の通りである。

●現代社会の気候変動問題の原点ともいえる地球を取り巻く宇宙の話を改めてこの番組を通して知ることができ大変勉強になった。「宇宙天気」という言葉は初めて聞き、番組タイトルの「宇宙天気予報」を見たときに、子供向けの科学番組であるかの印象を受けた。内容は非常に良いが、中高校生では一通り勉強する内容であるが、大人になると忘れてしまい、あたりまえの存在となってしまうので、より多くの人に見てもらうための工夫されたほうが良い。
●テレビ番組で、宇宙空間の話題が取り上げられるのは、「月面着陸」など、地球に居住している人類が、宇宙への挑戦にチャレンジなどの話題が大半ではないか。本番組のように「太陽の発する熱量は、どのように生みだされるのか?」、「太陽の寿命は?」などの太陽自体にスポットをあてるドキュメンタリー番組はとても新鮮に感じられた。
●番組の冒頭での、「宇宙天気予報」のシーンは、なくても良かったのではと思った。番組で語られた太陽についての解説はどれも興味深く、特に、「宇宙天気予報」というような設定がなくても十分に楽しめる番組であった。番組を見返しているうちに、今回の課題番組は、「太陽の神秘」のようなタイトルでも十分に楽しめる番組であるのに、なぜ、「宇宙天気予報」というタイトルのなったのかという点は、疑問に残った。
●宇宙天気予報のタイトルであるが、予報とあることで、何かトラブルが起こる可能性があるのでこれから準備をするつもりでつけたのではないかと理解した。天気予報とは困ったときに対応できるようにという意味もあり、案内人に小学生を起用したのは理解を進めるうえで良い演出である。
●インターネット上では宇宙天気予報に関する詳しい情報は誰でも容易に閲覧できるようになっていることに驚いた。
●タイトルと内容にずれがあると感じた。太陽フレアが地球に住む私たちに影響を及ぼすかをもっと詳しく具体的に説明してほしかった。科学的な根拠による生活に密着した情報があれば深く入り込めたのではないかと思う。
●全体的に専門のMCが不在であったので、テンポが遅いと感じた。太陽の極大期が来年、再来年に起こるとされており、人類が半導体を使用するようになって初めて向かえる極大期なので、人体に影響はないとされているが、むやみに恐怖をあおらない範囲で事実を伝えるのも面白いと思った。
●内容は難しいと感じた。誰に見せるかということがはっきりしていなかったのではないかと思う。小学生が教育テレビのような雰囲気で見るものなのか、知識のある方が見るものなのか、貴重な映像を放送することが目的なのか、位置付けがわからなかった。難しいことを解りやすく説明しようとしていることは感じた。この番組を教育用に国内外に番組販売、または無償提供すると良いのではないか。
●科学番組において、我々を取り巻く自然や宇宙については知らないことが多いが、知らない中でここまで知っていると正確に伝えなければならない。しかし、正確に、わかりやすく伝えることは難しい。多くの科学番組の制作者は苦労して制作されていると思う。
●当社がこのような番組に取り組まれたことは大きなステップであると思うが、科学番組の取り組みを深めれば深めるほど費用がかかるものであり、今後当社がどのようなスタンスで科学番組に取り組むのか注目したい。

     
議題3 その他 日本民間放送連盟 放送基準の改定について
2024年4月1日付けにて、日本民間放送連盟の放送基準の改定につき事務局より説明した。次回、第58回の放送番組審議会にて改定内容をご説明、諮問し、次々回、第59回の放送番組審議会にて答申をいただくこととした。

以上
     

放送番組審議会議事録

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