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BS12 トゥエルビ放送番組審議会

第48回 BS12 トゥエルビ放送番組審議会 議事概要

開催日時 2021年4月23日(金) 13:00~15:05
開催場所 オンライン会議
委員: 総数9名
  出席(8名)  
委員長 石田 寛人(金沢学院大学 名誉学長)
副委員長 勝島 敏明(公認会計士・税理士)
委員 古濱 洋治(元郵政省通信総合研究所 所長)
委員 山下 東子(大東文化大学 教授)
委員 伊藤 佳子(プロゴルファー)
委員 坂田 康太郎(株式会社CAP代表取締役社長/音楽プロデューサー)
委員 臼田 誠次郎(元日本工営株式会社 代表取締役副社長)
委員 小林 千寿(日本棋院 棋士)
     
※欠席の菅谷実委員から書面によるコメントの提出があったので、委員長が読み上げ、委員のコメントの中にそれを含めた。
     
放送事業者側出席者
代表取締役社長:須磨 直樹
編成・営業本部長:目黒 芳則
管理本部長:中林 裕士
編成部長:清水 友明
業務室長代理:西村 和晃
事務局:尾上 一也
     
議事概要
代表取締役社長挨拶(事業概要説明)
     
議題1 番組種別分類結果公表について
2020年10月~2021年3月の第3月曜日を起点とする各1週間(計42日)に放送した番 組の種別の分類と、種別ごとの放送時間の合計が報告された。
     
議題2 2021年4月以降の番組編成内容について
「プログラムガイド(2021年4・5・6月)」及び番組宣伝動画に基づき、2021年4月以降の番組編成内容について説明があった。これに対して、委員から質問とコメントが出された。質問に対しては、事業者側が回答し、コメントについては、適宜、今後の番組編成に活かしていくこととした。
     
議題3 審議番組 BS12スペシャル「村本大輔はなぜテレビから消えたのか?」について
審議番組について、ダイジェスト版を視聴後、合評を行った。 委員からの主なコメントは次の通りである。

●放送局の制作サイドから見ると、数多くの芸人の中で問題を起こしかねない表現を多用する芸人を避けたいという思考が働くのも当然とも受け取れる。SNSの時代、Youtubeをはじめとして数多くのネット系映像メディアでの表現活動に対する制約は少なく、この芸人さんも、そのようなメディアとかライブでの活動の場を広げることで、自由な表現活動の場を確保するという方策はとりえると思う。
●大変意欲的で考えさせられることの多い企画であった。村本さんの言う「人を傷つけない笑いはあるわけがない」という信条と「誰も傷つけずに耳当たりの良いものばかりを狙うテレビ局」との価値観の衝突という話に受け止めた。笑いは困難に際し救いともなり、また政治、社会の問題を鋭く抉る働きもある。しかし時として反発をかうことがある。社会の成熟度が問われると思う。
●企画内容はとても興味深いが、キャスティングとタイトルにとっても違和感があった。ネットメディアの再生回数は増えているので消えたという事実が異なると思う。そもそも「なぜテレビから消えたのか」ということ自体がテレビの驕りだと思っている。「テレビから距離を置いたのは村本本人なのか」とか中途半端な切込みが生ぬるく、問いかけだけで結論を言わない番組の結論の出し方が非常に曖昧である。
●テレビの影響力はまだあるとみている。放送法において自由に放送してよいことになっていても、批判を恐れた忖度がいたるところで行われており、現実には言葉を制限している気がする。結局今後残るのは誰も傷つけない耳あたりの良いものだけという言葉が印象に残っている。テレビやマスコミはいろいろなことを教えてくれて、議論させて、皆で良いものを選択するという大きな役割を持っているが、現実的にはいろいろな意見を取り入れられない、放送できないということが現にあるのではないか。
●海外では自分意見の無い人は付き合いきれないといわれ、日本に帰ってきて思ったことを言えば生意気といわれる。思ったことをディスカッションする習慣が日本にないのはストレスを感じる。もっとオープンにディスカッションできるように日本がなっていかないと世界のディスカッションに入っていく下地が養われないのではないかということをこの番組を見て思う。
●今まで考えたことがなかったテレビ番組の在り方や、村本さんの取り組みに興味を持った。サブタイトル的なものがあれば番組を選択するときにお笑いのことを知らない人にもチャンネルを合わせることができるのではないか。この番組を見て本質的な問題意識に欠けた会話が多いことが最近のテレビ番組に興味を失ったのだと思う。子供でも大人でも無意識に真似して悪影響を及ぼす番組が散見されるのでなるべく避けてもらいたい。
●この番組は見る人によって七色に見えるとても良い番組であると思う。内容、構成、画面的にも良く、とても完成度の高い面白い番組であった。放送法の解説としてBPOの川端元委員長を登場させ、穏やかな口調で放送法の解釈と表現の自由についての関係をわかりやすく解説されていたことが良かった。言いたいことを言ってお金をもらうことが表現の自由ではないということを考えるきっかけになったのではないか。憲法学者、ジャーナリストなどの意見もあると一般視聴者にもわかりやすくなったのではないか。
●賛否両論あると思うが、視聴者にあらためて考えさせる番組であったと思う。村本さんを知らなかったが非常に勇気があり、笑いを通じて批判するということを使命として行っていることは意味のあることであると感じた。
●表現の自由は表現の自由を否定する表現をすることも自由なのかということもあり、あるいは事実を曲げるのは良くないと言いながら真実と全く異なることをテレビで語りそれを前提にした立論というのは放送されうるものなのか、面白ければそれでいいのか、表現の自由の限界はないということも言えようし、嘘でもなんでも言いたいことを表現することをテレビで放送してよいのかという問題がある。テレビ局の意識と国民一人ひとりが心の奥底に持っているものとのギャップが出ているのではないか。

以上

放送番組審議会議事録

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