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BS12 トゥエルビ放送番組審議会

第58回 BS12 トゥエルビ放送番組審議会 議事概要

開催日時 2023年10月26日(木) 12:00~14:30
開催場所 ワールド・ハイビジョン・チャンネル株式会社 会議室
委員: 総数8名
  出席(5名)  
副委員長 勝島 敏明(公認会計士・税理士)
委員 菅谷 実(慶應義塾大学 名誉教授)
委員 伊藤 佳子(プロゴルファー)
委員 臼田 誠次郎(元日本工営㈱代表取締役副社長)
委員 小林 千寿(日本棋院 棋士)
     
※欠席の石田寛人委員長、山下東子委員、坂田康太郎委員から書面によるコメントの提出があったので、委員のコメントの中にそれを含めた。
     
放送事業者側出席者 代表取締役社長:須磨 直樹
編成部長:生駒 裕之
プロデューサー:築地  健
管理本部長:園田  誠
リスクマネジメント部長:西村 和晃
事務局:尾上 一也
     
議事概要
代表取締役社長挨拶(事業概要説明)
     
議題1 諮問事項「日本民間放送連盟 放送基準」改定について
事務局より、日本民間放送連盟の放送基準が一部改正されることに伴い、配布資料を基に、改定の内容、経緯、解説、留意事項について説明した。本基準を準用している当社の「番組の編集の基準」の改定はなく、準用先のみの変更であると説明した。本改訂につき、放送法に基づき放送番組審議会に諮問し、次回の放送番組審議会(第59回:1月24日開催予定)において答申を受けることで進めることとした。
     
議題2 番組種別分類結果公表について
編成部長より、2023年4月から9月の第3月曜日を起点とする各1週間(計42日)に放送した番組の種別の分類と、種別ごとの放送時間の合計、並びに個々の番組の種別分類結果を書面にて報告し、結果公表につき了承された。
     
議題3 2023年10月以降の番組編成内容について
「プログラムガイド(2023年10・11・12月)」、及び番組プロモーション映像に基づき、2023年10月以降の番組編成内容について、編成部長より説明があった。 これに対して、委員から質問とコメントが出された。質問に対しては、事業者側が回答し、コメントについては、適宜、今後の番組編成に活かしていくこととした。
     
議題4 審議番組 「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん 昭和の大先輩とおかしな2人」について
審議番組について、ダイジェスト版を視聴後、合評を行った。
委員からの主なコメントは次の通りである。

●笑福亭鶴瓶さん、阿川佐和子さん、由美かおるさんと揃った顔ぶれから、地上波の番組のように感じながら聞き入った。この中で、由美かおるさんが最年長であるのに驚いたが、昭和の芸能を語るのにふさわしいメンバーとも思えた。
●長い昭和のうち、この三人が語るのは、戦前や戦後復興期の昭和ではなくて、高度成長期以降の昭和である。そんな昭和を芸能の視点から振り返るのに、昭和後期から平成時代にかけて活躍し、今も第一線に立っている鶴瓶さんと佐和子さんはピッタリの二人とも思える。
●ゲストがさかんに首を振って、左右MCの顔を見ながら話されていたのは好感が持てたが、他面、三人の配置を若干替えて、ゲストが左右均等に話しかけるべく務めるのではなく、ゲストが端になったとしても、ホスト、ホステス側が並んで話を進めるという配置もあってもよかった思う。
●由美かおるさんは、話の途中でアカペラが飛び出す気さくで陽気なお人柄がうかがわれて好印象で、その歌がお上手で、本業は歌手だったのだなと思いを新たにした。ゴルフの話になった時も阿川さんに「今度一緒にやりませんか?」と、おそらくシナリオにはないセリフが飛び出して、これも好印象であった。
●番組中に衣服がずれるのが気になるのか何度も服をいじるのも目障りであった。鶴瓶さんについては、阿川さんの言動に対して「ガードマン置け」「アシスタントが必要だ」と何度も言うのが気になった。
●ゲスト次第で視聴率も変わってくると思うので、ゲストの選定が重要な気がすること、昭和世代の芸能界話と言うことで、お話がマンネリ、武勇伝的な感じになるのではないかと危惧している。しかし、往年の芸能界(銀幕スター)などのお話を聞くことが出来るのは面白い番組であると思うので期待している。
●昭和に活躍された方々が徐々にテレビの出演が減少してきているが、その時代を懐かしむ方々はたくさんおり、その時代の自分自身のことも思い出されて、懐かしみと親しみを感じ、大変魅力のある番組であった。
●この番組を見た若い人は、知らない人名、ゴーゴーダンスのような状況がたくさん出てきて、文字スーパーで説明してもしきれない状況があったのではないか。次の若い世代に何か伝えることがあったときに、どこまで共通な言葉を探したらよいかをこの番組で理解した。
●昭和をテーマとした他の番組含め、人・物・音楽のテーマがあることがさらに良いと感じた。ほんの数十年前にあった暮らしや文化の違いをこの番組でゲストから話が聞けるのは、同世代への共感と同じくらい若い方にも見ていただければ、生き方を考える良いヒントを得られる番組になるのではないかと期待する。
●司会もゲストも70歳以上というのが基本コンセプトだと思うが、今後起用できるゲストの数が限られてくるのではないか、この番組に興味を持ってみていただける若い世代がどのくらいいるのか気になった。
●司会のお二人のやり取りも絶妙でよかった。鶴瓶さんの阿川さんに対する突込みはアドリブであろうと思うがちょっとしつこく感じた。

     
議題3 その他
・視聴者からの番組編成に関わるご意見の対応について
視聴者から、放送スケジュールの変更についてご意見をただいたことにつき、編成部長より報告があった。
当社としては視聴者のご意見ご指摘を真摯に受け止め、放送スケジュールの変更に係る告知の方法について、丁寧に対応していくこととした。
議長より、視聴者のご意見については継続して対応に当たってほしいと述べ、放送番組審議会は本報告を了承した。

・衛星放送協会 放送基準の改定について
当社は衛星放送協会の放送基準を準用しており、同協会の放送基準が2024年4月1日付けにて改定されることから、次回の放送番組審議会にて改定内容をご説明、諮問し、同日答申をいただくこととした。


以上
     

放送番組審議会議事録

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